入谷 葉子 展 「お山の家」
2009年5月13日(水)~5月31日(日) [ 会期終了 ]
【略歴】
1977 大阪府生まれ
1998 嵯峨美術短期大学美術学部版画学科卒業
1998 大阪芸術大学芸術学部美術学科3回生編入
2000 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業
2001 大阪芸術大学芸術学部美術学科版画孔版研究生
【個展】
2001 「入谷葉子展」(Oギャラリーeyes / 大阪)
2003 「入谷葉子展」(Oギャラリーeyes / 大阪)
2004 「入谷葉子展」(STREET GALLERY / 兵庫)
「入谷葉子展」(neutron / 京都)
「入谷葉子展」(Oギャラリーeyes / 大阪)
2005 「入谷葉子展」(neutron / 京都)
2007 「Home」(neutron / 京都)
「新鋭作家選抜シリーズ展2007 Vol.4 入谷葉子展」(HONMACHI ART GALLERY / 大阪)
2009 「お山の家」(neutron / 京都)
「お山の家」(neutron tokyo / 東京)
【グループ展】
1998 「嵯峨美術短期大学26回制作展」買い上げ(京都市美術館 / 京都)
1999 「日印版画交流展」(ビスババラティ大学 ナンダンアートギャラリー / インド、嵯峨美術短期大学 アートスペース嵯峨 / 京都)
「日中交流作品展」(大阪芸術大学 情報センター展示ホール / 大阪)
2000 「大阪芸術大学卒業制作展」 研究室賞(大阪芸術大学 / 大阪)
「日常の開示/感覚の視野ー入谷葉子 泉依里ー」(Oギャラリーeyes / 大阪)
「PRINTS 12-Ⅱ」(CITY GALLERY / 大阪)
「第25回 全国大学版画展」(町田市国際美術館 / 東京)
2001 「Artisuts in Residence in SUMISO part Ⅰ」〔portfolio〕(SUMISO / 大阪)
2002 「PRIMARY STATEMENT 5」(Oギャラリーeyes / 大阪)
「絵画のヒロバ」(neutron / 京都)
2004 「ispa京都会議『版画の力』」(京都文化博物館 / 京都)
2005 「版画の力」倉敷展ー西の現代版画の新世代たちー(加計美術館 / 倉敷)
「絵画のヒロバ」(neutron / 京都)
「tourbillonⅢトゥールビヨン3ー入谷葉子 岸雪絵ー」(Oギャラリーeyes / 大阪)
「shopping art exhibition」(shin-bi / 京都)
2006 「BOOK ART 2006 [THE Secret Pleasure]密やかな楽しみ」(Gallery Cero/シェ・ドゥーブル/u-ni-pon2-kau2 project space・ / 大阪)
「第4回 風~明日への軌跡ー入谷葉子 坪田政彦 中路規夫ー」(ギャラリー恵風 / 京都)
「ARTなお買い物展」(HONMACHI ART GALLERY / 大阪)
2007 「版画DE扇子展」(番画廊 / 大阪)
「International Exchange Project Japanese Young Artists TRIAL in Painting」(Modern Culture Center / 韓国)
「版という距離」(京都芸術センター / 京都)
2008 「センチメンタル ジャーニー ー入谷葉子 田岡和也ー」(Oギャラリーeyes / 大阪)
「BUSAN BIENNALE 2008 ART IS NOW」(Busan Culturul Art Center / 韓国)
◆パブリックコレクション 京都嵯峨芸術大学
◆参考文献
・岩田誠司:「朝日新聞」2003年9月26日 43810号
・植木啓子:「大阪人」2003年12月 第57巻、「版画芸術」2003年 122号
・池上司:「美術手帖」2004年10月 Vol.56 NO.855
・原久子:「TOWN ART GALLERY」美術遊覧vol.115 / wl / 「artscape」展覧会プレビュー
・酒井千穂:「artscape」展覧会プレビュー2009年3月29日
作品について思うこと
時間と空間の共有
どこの家庭でも大抵、『家族の写真を撮ろうか!』となった時、何となく決まった場所でポーズをとっていないでしょうか?
もしくは、気がつけば同じ背景の写真が何枚か出てきたりしないでしょうか?
家の門や表札の前でも植木や犬小屋の前でも、柱やテレビ、窓やソファ等々そのアイテムは家庭によって様々だと思います。
例えば、祖父と私の人生はニアミスしています。
あと少しで会えましたが、お互い見た事もない二人です。
その二人が、それぞれの人生の時間の中、同じ場所でおさまっている写真があります。
祖父は祖父の人生を、私は私の時間を同じ場所で過ごしました。
土や木や家、そして祖父と私の両人共と時間を共有している祖母と父の記憶だけが私達それぞれを知っていますが、二人は、会った事がありません。
空間が二人を繋げているように思います。
祖父と私の関係はごくごく個人的な部分、感情から始まっていますが、家への思いは様々な形を持って誰にとっても繋がるのではないだろうか?
と考えて制作しています。
入谷 葉子
今展覧会用新作・細部