行 千草 展 「ダルメシアンは溶けたアイスのほとりに佇む」
2009年8月5日(水)~8月23日(日) [ 会期終了 ]
【略歴】
1978 大阪府生まれ
2002 京都市立芸術大学美術学部油画 卒業
2004 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画 修了
【主な個展】
2003 gallery Den(大阪)
2004 石田大成社2F カフェブランチ(京都)
2005 gallery Den(大阪)
ギャラリー菊・エントランス(大阪)
2007 海岸通ギャラリーCASO(大阪)
【主なグループ展】
2002 ベクトル12 / 海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2004 visual sensation 展 / gallery Den(大阪)
2005 concrete2005 / ギャラリー菊(大阪)
藝術家の線 / 石田大成社ホールICB(京都)
2006 concrete2006 / 同時代ギャラリー(京都)
2007 Painting2007 observation×image / 海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2008 ロックンロール拝謁 / millibar GALLERY(大阪)
【入選・受賞歴】
2000 三岸好太郎・三岸節子賞展
2001 国際瀧富士美術賞 第22 期奨学生
2002 第16回美浜美術展
2003 ホルベインスカラシップ 第17 期奨学者
今回は、新旧作織り混ぜての展示となります。
2007年度より制作を始めたシマウマとダルメシアン犬の表現以降の作品群です。
現在の制作は、風景と食をテーマに行っているのですが、
作品の中には、シマウマ、ダルメシアン犬が潜みます。
これらは2007年度より定着したモチーフです。
シマウマの縞、ダルメシアン犬の班。擬態かと思われる模様。
2007年度の作品は、その存在する世界をイメージすることがきっかけとなりました。
それ以前の制作の主題は、内面的なイメージの広がりと躍動感など、抽象的な表現が中心であり、
外面的な視覚的効果である縞や班を表現するものとは大幅に異なる経緯となりました。
そして、現在の表現は、より具体的な表現となります。
この経緯の中には、視覚的で具体的な表現と、これまでのテーマとなる抽象的で内面的な表現。
その両方の世界の実現を目指したいという1つの課題も潜んでいます。
現在は、イメージすることや描くというのは楽しいことであり、
例えば、料理人が人々の食欲をかき立てるように、
心の密かな意欲をかきたてるような作品ができたら…という思いで制作を行っています。