小西 加奈子 展 「好奇心の未了」
2009年10月28日(水)~11月15日(日) [ 会期終了 ]
【略歴】
1984 京都府亀岡市生まれ
2004 成安造形大学ファッション科入学
2005 洋画科編入
2008 成安造形大学洋画科卒業
【主な出展】
2004 学園祭中ファッションショー(コスチューム)
2005 新入生歓迎ファッションショー(コスチューム)
2007 進級展 / 滋賀近代美術館
選抜展 / 学内アートサイト
「ART AND CRITIQUE」 / 学内アートサイト
2008 卒業制作展・優秀賞受賞
「CASO 次世代のソース展」 / 海岸ギャラリーCASO(大阪)
2009 京都美術ビエンナーレ入選 / 京都文化博物館(京都)
ヒトは何かをしようとするとき、持ち合わせた知識で考え、行動をおこす。
とても淡々とした過程が思い浮かぶが、ここに知識ではなく、自らの意識は
在るのだろうか。そしてみずからの意識は依然としてどこに存在するのだろうか。
目的の為に我を見失い、目的の為に我しか見えていない…
…どちらも同じことだろう。
自らの内なるところで一つの世界が広がり、不確かなその意識を辿る。
もしかすると、既に意識に身を投じ、根本に気付かないのかもしれないし、
相反する二極に意識に自身を選択できないでいるのかもしれない。
また内なる世界も自身であり自身として機能し、変化くりかえしていく。
意識はまた、繰り返しそこに潜り込んでいく。
私は行動を伴う結論よりも、自身に思いを巡らす経緯の方が、
素直で人間らしい魅力を感じます。
制作においても自分自身の体験と記憶をもとに、バルールを創り、投じた身体を組み込みます。
そして、人間の魅力的な部分に近付くことが、作品としての試みるところとなっています。