〒107-0062 東京都港区南青山二丁目17-14
TEL & FAX 03-3402-3021
mail : info@neutron-tokyo.com
2011年ニュートロン東京ギャラリー展示スケジュール
2011年1月8日(土)~1月30日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 クエナイモノ 」 櫻井 智子 (平面 / 墨彩画) 確かな技術に裏打ちされた墨彩画で表現するのは、想像上の生物でも過去の遺産としての動物画でもなく、現代に生きる人間以外の生命達の活き活きとした姿。 この地球に生きる生命の豊かさやエネルギーを、「陸」「海」 「空」それぞれのフィールドで謳歌する彼らは、しかし私達人間のせいで絶滅の危機に瀕しているものばかりである。 |
【 3F mini gallery 】 |
高橋 良 展 「border」 鳥獣画から山紫水明・裸婦画まで幅広く手がける水墨の鬼才が、ハンガリーで得た西洋の哲学的死生観を熟成し、再び墨のフィールドで展開するのは洋の東西を 折衷して実現する生と死の美しさ溢れる世界。新たなる生命の誕生を予感させる大作をはじめ、新作では自身の心境や環境の変化を積極的に反映させている。 |
2011年2月2日(水)~2月20日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 Stars on the ground 」 中比良 真子 (平面) 現代の都市生活の中に浮かぶ数多の生活の証が、キラ星のごとく地上に輝きを放つ。俯瞰する遠景の表題シリーズに加え、そのクローズアップとして一つ一つの窓を描いた「On the way home」を揃え、安易な叙情に陥らない静かな感動を呼び起こす。 |
【 3F mini gallery 】 |
「 M a s q u e r a d e 」 酒井 龍一 (平面) 現代日本における都市生活の光と影、人間の存在を大胆に浮き彫りにする気鋭の日本画家。伝統技法の上に戦慄の描画を載せて見せるのは、紛れもなき私達の住む世界の日常の有り様。自身もマスクで顔を覆い隠す一員として登場させ、客観的で熱量のこもった作品を投げかける。 |
2011年2月23日(水)~3月13日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 - K I T S C H - 」 前川 多仁(染織) 盛り上がる一方の若手陶芸界を横に見やりながら、同じく伝統工芸と先端美術の狭間で「染織」の分野から気鋭の作家が立ち上がる! コンピュータジャカードやインクジェットプリントといった最先端の技法と、ろう染めの様な古くからの技法を組み合わせ、子供の頃に夢見たヒーロー像のファンタジーと現実の様々な要素を渾然一体と織りなす唯一無二のタペストリー。 崇高と世俗の間に生まれる「キッチュ」を追い求め、おおいなる野望が今明らかになる! |
【 3F mini gallery 】 |
「 YANOTOHEN Ceramic Art Company 」 矢野 耕市郎(陶) 徳島県に伝わる「大谷焼」に新風を巻き起こすべく、若き五代目が「矢野陶苑」を背負ってデビュー。 藍染めの染料を入れる大きな瓶(かめ)や壷を作っていた窯元から、現代感覚を持って生まれる意欲的な作品。 伝統技法「練上(ねりあげ)」を大胆に取り入れ、軽妙で独創的な食器を揃え、まずは東京でお披露目&腕試し! |
2011年3月16日(水)~4月3日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon + 3F mini gallery 】 |
「 イケヤン☆ 2010~2011シーズン・オーラス展!」イケヤン☆実行委員会(陶 / グループ展) 美濃の陶芸革命家・青木良太率いる「イケヤン★」が遂にneutron tokyoに大集結!! 2010-2011シーズンの最後を締めくくる、全館を使った陶芸スペクタクル。器はもちろん、他所では見られないオブジェまでずらりと揃い、若き陶芸家達の熱気がムンムンの三週間。 金 理有はじめ注目の作家の新作が、きっと皆さんの脳髄を刺激することでしょう。話題騒然・空前絶後・抱腹絶倒??の「イケヤン★」ムーブメントをお見逃しなく!! |
2011年4月6日(水)~4月24日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 in between 」 西川 茂(平面) 「アートフェア東京」で鮮烈な印象を残し、いよいよその評価が高まり注目を集める西川茂。 続く今回の東京個展、そして5月の京都個展では新作を発表し世界観の確かな広がりを見せるだろう。人間の感覚を超えた体感を、二次元の絵画というメディアに表す上で生まれるアイデアとトリックは世界の空を一つに繋げる重要な役割を担うべく、繰り返し繰り返し登場する。 |
【 3F mini gallery 】 |
「 雲を眺める 」 森 太三(彫刻 / インスタレーション) 軽量粘土や木材など、ありふれた素材を用いながら、緻密な作業を繰り返し色彩・質量を増幅させて見せる驚きの彫刻。シンプルな出来事の積み重ねは、やがて現象を生み出し、鑑賞者に何かのイメージを想起させずにはいられない。屋内外問わず精力的に制作・発表を続ける気鋭の彫刻作家が、近年取り組むドローイング(平面)も発展させ、空に近い三階の会場にもやもやと想像力の雲を生じさせる! |
2011年4月27日(水)~5月15日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 月よむ花 」 稲富 淳輔(平面 / 陶) 本来は陶芸作家でありながら、人間の内に潜む満たされぬ「うつわ」を考察し、近年はオイルパステルを使った平面にも挑戦する異色の作家。その質感と素朴な存在感はメディアを変えても普遍的な「うつわ」の在り方を指し示し、鑑賞者の心の奥底に静かに浸透する。 前回好評だった2009年以来の登場は、用途性のある「陶器」も出展予定とのこと。お見逃しなく! |
【 3F mini gallery 】 |
「 楽園の何処か 」 寺島 みどり(平面) 「見えていた風景」から二年。終わることのない絵画の旅路の先に見えてきた、鬱蒼とした奥庭の光景。 視界を遮るほどの色彩と生命力溢れる動きは、混沌の中に自然の摂理によるリズムをも感じさせる。 常に期待を裏切りながら新しい境地へと進む作家による、韓国との同時期開催個展! |
2011年6月8日(水)~6月26日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon + 3F mini gallery 】 |
「 TRANSFORMATION 」 三尾あすか&あづち(平面 / 立体) 「あすあ づ」が最強タッグとして全国ツアーに挑む。 岡本太郎生誕100周年の今年、大きな震災を経験した私達に 必要なのは、これからの日本美術に明るい光を当てる未来のスター。未だ成長過程にあるこの二人の潜在能力と可能性は、まさに無限大!!京都、東京、名古屋、そして神戸と巡る旅路の中で、彼女達は 逞しくトランスフォーム(変質・変容)するだろう。 |
2011年6月29日(水)~7月17日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 エスケープ フロム イリュージョン 」 冬 耳(平面) 今日的絵画のようで、普遍的な祈りや祭事の要素を孕む絵画には、極彩色のアクリル絵具によって強い印象と緊張感が漲っている。奥行きの無い画面に潜む深遠なるデプス(深度)は、色の印象を超えて私達を惹き付けて止まない。VOCA入選作はもちろん、渾身の新作を揃えて二年ぶりに開催する東京個展は、作家の進化を強烈な色彩と共に見せる! |
【 3F mini gallery 】 |
「 Phantom hides upstairs 」 松井 沙都子(平面) 大激震に見舞われ、それまでの虚偽や粉飾がことごとく明るみに出た昨今。私達の住む世界は次第に様相を変えつつ有る。そんな中、一段と注目されるべき表現がこの松井沙都子による試みの数々ではないだろうか。 ユニークな技法、素材を駆使しながら目指すのは「なにもの」でもない地点のヴィジョン。 |
2011年7月20日(水)~8月14日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon + 3F mini gallery 】 |
特別企画展 「 来るべき世界 」 (グループ展) 私達の住む世界を一変させた、未曾有の大災害。三月十一日以前 とそれ以後では全く様相が異なる中、この時代に生きて制作する作家は、果たして何を思い、感じ、生み出そうとするのだろうか。現実世界の虚飾が剥がれ落ちた目の前の光景から逃げず、「3.11」以後に制作された作品のみで構成される展覧会。この企画の全売上の10%は被災地への義援金とさせて頂きます。 |
2011年8月27日(土)~9月18日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 タ ワ ー 」 小倉正志(平面) 15年に渡り、現代都市の姿を描き続ける画家、小倉正志。 2001年の9月11日から十年を経た今、未だなお世界を覆う混沌のヴェールの中にそびえたつ「塔」。果たしてそれは人類の救済のための象徴なのか、それとも限りなく繰り返される災厄の前兆なのか。移り変わる都市の表情とともに変遷する絵画の流れの中に、うっすらと見える人類の祈り。 |
【 3F mini gallery 】 |
「 僕には光が見えはじめている 」 石川文子(写真) 実に5年ぶりのneutron登場で、東京ギャラリー初個展の写真家。 淡い光の印象を掬い取る様に写された光景は、この世のものでありながら、彼岸の景色のようでもある。人間の営みや自然の有り様、それら全ては光の在る中でこそ輝きを放つ。写真だからこそ見せられる、優しさと静けさの中に浮かぶ至高の瞬 間の数々。 |
2011年9月21日(水)~10月9日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「 内にある遥か 」 齋藤周(平面 / インスタレーション) 雄大な自然に囲まれた大地、北海道。そして地球の裏側まで網の目のように張り巡らされたウェブ・ネットワーク。二つの広がりを背景に、しかし定置点から自分の「世界」を見続ける画家、齋藤周。それはまるで飽きることなく写生を繰り返す子供か老人のように、好奇心と哀切の混じった目線をそそぐ。久しぶりの東京での個展、しかも初の1・2階会場での展示は彼の魅力を余すことなく伝えるだろう。 |
【 3F mini gallery 】 |
「 絵の声、色の夢 」 伊吹拓(平面) 同じ事を追い求め、繰り返し、螺旋階段を昇る様にちょっとづ つ高みに浮上しながら景色は変わる。伊吹拓の見つめる世界はあらゆる事象を一点から観測し、自己 と他者の関わりもまた作品によって常に待たれている。生ものとしての絵画は艶かしくも姿を横たえ、結界の貼られた 古代からの山の麓で伸び伸びと育まれ、やがて完全には乾き切らぬうちに東京へと届けられる。 |
2011年10月12日(水)~10月30日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon + 3F mini gallery 】 |
「 乳白の街 」 大槻香奈(平面) 今の時代に生きる若者として、震災のような大きな自然の力と 人間の生み出すネットワークそれぞれの影響は避けられない。象徴的な少女像をモチーフに、不安と混濁の只中にある世界の中から人間の可能性を見出そうとする大槻香奈の眼は、3.11後の日本に乳白色の景色を見ながら、新たな覚醒と共に深遠なる創造の域へと分け入って行く。 |
2011年11月2日(水)~11月20日(日) [ 展示開催中 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
「そして砂漠はデザートに姿を変える」 渡辺 おさむ(立体造形 / インスタレーション) neutron初登場にして全館余す所なく甘い香りに包むスイーツ王子、その名も「渡辺おさむ」の待望の個展。 FRPや石膏を主な材料として、デコレーションと物質の本質へと眼差しを向ける気鋭の作家。 1階では枯山水を題材としたホイップクリームのインスタレーション、2階ではカラフルなオブジェを多数展示予定。 既に多くのファンとコレクターを獲得し、各メディア注目の話題作家の一大スペクタクルをお見逃しなく!! |
【 3F mini gallery 】 |
「彼は荒野にオードブルを配膳する」行 千草(平面) スイーツだけでなく、あらゆる食べ物と風景に溶け込む動物達 が混然一体となり、ユーモア溢れる絵画世界。しかしどこか不穏な空気が微かに漂い、何か大きな事象の予兆すら感じさせる。 素朴な味わいの中に見え隠れする、意識と無意識の錯綜する絵 画世界の中に、何が見出せるかは貴方次第。渡辺おさむとのコラボレーション作品にも注目! |
2011年11月23日(水・祝)~12月11日(日) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon 】 |
益村 千鶴 展 「SOMEDAY」 驚愕の写実絵画に皮膚感覚を備え、時代背景に寄り添いながら 力強く存在する命の有り様を描く実力派。3.11後の私達の世界を暗示したかのような予兆に満ちた 画面には、また再び希望の灯りが点されようとしている。従来の油画作品に加え、今回は2007年と2011年制作の写真 技法のシリーズが登場し、表現の幅の広さを感じさせる。 |
【 3F mini gallery 】 |
谷口 和正 展 「Fragile 3」 硬質な有機物、鉄を用いた彫刻で知られる作家が、二度目の登場。従来は作品展示における照明効果で浮かび上がっていた「影」 を制作過程から取り込むことにより、言語の形状はさらに朧げなものとして作品に内包され、新たな メッセージと世界観を感じさせる新しい試み。揺れ動く時代の上で、再生された生命体のように鉄の彫刻はゆらゆらと存在を発揮する。 |
2011年12月14日(水)~30日(金) [ 会期終了 ] |
【 1F main gallery + 2F salon+ 3F mini gallery 】 |
金 理有 展 「捨象美術」 「横浜トリエンナーレ」で一躍脚光を浴び、今や推しも推されぬ若手陶芸作家の雄・金理有が今年の締めくくりに全館規模の個展を開催。 今展覧会は個展とコラボレーションの二つの要素でギャラリー全館を使用して「横トリ」未発表の近作・新作を多数出展。 会場内に特設の茶室も構え、茶人や文化人との交歓によっておもてなしの心が満ち溢れるだろう! 各分野で活躍する作家・クリエーターとの共演もお見逃しなく!! (会期中の茶会などイベント情報は随時ホームページやフェイスブック等で告知致します。) |