三尾 あすか 展 「letter」
2010年6月30日(水)~7月18日(日) [ 会期終了 ]
【略歴】
1985 岐阜に生まれる。
2005 大阪芸術大学短期大学部 デザイン美術学科 絵画コース 卒業
2008 京都造形芸術大学 美術工芸学科 洋画コース 卒業
【主な個展・グループ展など】
2004 三人展 / アートピア付知(岐阜)
第21 回日韓三大学交流展
第43 回デザイン美術学科卒業制作展・研究室賞
「OTO 展~六人展~」 / アートピア付知(岐阜)
2006 「HOMETOWN ~六人展~」 / アートピア付知(岐阜)
2007 「三尾あすか・三尾あづちの双子の姉妹展」 / gallery neutron(京都)
2008 「おはし展~森の為にできる事~」 / ギャラリーはねうさぎ(京都)
「TWINS SPACE」 / ホテル日航茨木(大阪)
「“See Things” 三尾あすか・あづちの双子の姉妹展」 / 文椿ビルヂング・ギャラリー(京都)
2009 「双子の森 2009」 / ノリタケの森ギャラリー(名古屋)
「三尾あすか・三尾あづちの双子の姉妹展 『ユートピア』」 / neutron kyoto(京都)
双子の姉妹展@Young Artist Japan vol.2 / 有楽町交通会館(東京)
neutron kyoto 冬の特別企画展「It's a small world」 / neutron kyoto(京都)
neutron tokyo 冬の特別企画展「星に願いを」 / neutron tokyo(東京)
2010 「ART OSAKA」(neutron ブース出展) / 堂島ホテル(大阪)
わたしが刺繍を始めたきっかけは、
筆で描く線の弱さからハッキリと線が出る縫う作業に惹かれ、
また布の感触や裏表の表情の違いにも魅力を感じ、始めました。
筆を手にとると考え込んでしまう事も多いのですが、
刺繍はさくさくとドローイングのような感覚で制作できます。
2つの制作方法を取る事により、バランスをとってるのかもしれません。
letter
人に送る文書、封書の郵便、雑用に使う紙 .....
今回の作品のテーマのletterとは、送り手、もらい手の感情、
時間の流れ、封書を開ける瞬間、文字を追う目、
読みながら思い浮かぶ相手の雰囲気など目にみえないものを表現したいと考えました。
文字や内容よりも、空気感と溶け合うようなイメージを大切にしたいため、
文字はあえて模様のように・・抽象的に表現しています。
文書は話すことばと違って、感情が伝わりにくい部分があります。
文字の中の微妙なニュアンスや個々の捉え方によって変わる曖昧な部分を
色やカタチで表現しています。
幼いころから、手紙をかくのが好きでした。
手紙が届いたり、過去の手紙を読み返す時間は、
なんだか特別な空気が流れているような気がします。
そしてわたしにとって、重要なコミニュケーションの一部であります。
作品をつくる事はわたしの記録、未来のメッセージのような手紙となる気がします。
色々な意味を込めて。