出展作家 : 大竹竜太, 設楽陸, 林勇気, 米子匡司
2012年9月26日 (水) ~ 10月14日 (日) [ 会期中 10月1日, 8日 月曜閉廊 ]
京都を中心に活躍する映像作家・林勇気の企画立案による様々なクリエイターとの意欲的なコラボレーション企画。
1階と2階では自身を含め4名のアーティストによるグループ展を開催し、ゲームと美術の相関性を軸に考察を展開する。
そして3階では林勇気の個展形式で、新作インスタレーション及びアーカイブの上映などを行なう。
現実と仮想を行き来する作家達の探究心は、きっとこの先も現実と仮想の地平を限りなく近づけるだろう!
☆最終日の展示は18:00までとなります。
大竹 竜太 「untitled」 2012年 / 89×72cm / acrilic on panel
【 ステートメント 】
「 モニターとコントローラーの向こう側へ - 美術とテレビゲーム - 」
ファミリーコンピューターが発売されてから時間が経過しました。
現在まで、日本の社会に浸透し少なくない人々に様々な影響を与えてきたのではないでしょうか。
美術でも影響を感じさせる作家はいます。
しかし、アニメやマンガの影響のようには頻繁に言及されてこなかったのではないでしょうか。
表層的な影響だけでなく、テレビゲームが作家たちに与えた影響は、もっと複雑に入り組んでいるように見えます。
サブカルチャーを美術に読み替えたという単純な言葉と方法論では語れない何かがあると推測してます。
例えばそれは、作品を形成するルールであったり、世界の成り立たたせ方や、現実とのアクセスの方法など、いくつかの傾向と側面を感じさせます。
本展を通じてテレビゲームの影響を感じさせる作家のいくつかの側面を感じてもらえればと思っています。
そして、ひとつの文脈と傾向を形成する一歩目になればと考えております。
今後も「美術とテレビゲーム」をテーマにした展覧会を引き続き企画していきます。
2012年8月 林 勇気